川門(読み)カワト

デジタル大辞泉 「川門」の意味・読み・例文・類語

かわ‐と〔かは‐〕【川門】

川の両岸の迫っている所。また、川渡りをする場所
「千鳥鳴く佐保の―の清き瀬を馬打ち渡しいつか通はむ」〈・七一五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「川門」の意味・読み・例文・類語

かわ‐とかは‥【川門・河門】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「と(門)」は通り道が狭くなっているところの意 ) 川の両岸が迫って川幅が狭くなっている所。転じて、川の渡し場
    1. [初出の実例]「千鳥鳴く佐保の河門(かはと)の清き瀬を馬うち渡し何時か通はむ」(出典万葉集(8C後)四・七一五)

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