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佐保(読み)サオ

世界大百科事典 第2版の解説

さほ【佐保】

奈良市中央部北方,佐保川上流一帯の総称。《日本書紀》に狭裒,匝布などとしてみえ,《万葉集》にはこの地を詠んだ歌が多い。このあたりには佐保大納言と呼ばれた大伴安麻呂の宅や長屋王の佐保宅(作宝楼ともいう)などがあり,奈良時代高官の邸宅のあったところと考えられる。また,奈良市街北方の丘陵地を佐保山というが,元正聖武天皇光明皇后藤原不比等・武智麻呂,大伴氏一族などが葬られており,奈良時代の葬地としては一等地であったらしい。

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大辞林 第三版の解説

さお【佐保】

さほ【佐保】

奈良市北部の地名。⦅歌枕⦆ 「 -過ぎて奈良のたむけに置く幣ぬさは妹いもを目離れず相見しめとそ/万葉集 300

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