… このほか,工芸に対して美術と同じ価値原理を求める運動がおこったことも,日本にしかみられない現象である。大正末ごろから,工芸品においても作者の個性的表現を重視すべきだとする主張がおこり,彼らの作品は〈工芸美術〉とよばれ,おもに帝展で発表された。伝統的な工芸品のかたちをモティーフとしてとりいれたにすぎないそれらが,比較的容易に工芸として認知されたことの前提には,工芸を外面的特徴によって識別しようとする社会的通念があったからである。…
※「工芸美術」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
初冠,加冠,烏帽子着ともいう。男子が成人し,髪形,服装を改め,初めて冠をつける儀式。元服の時期は一定しなかったが,11歳から 17歳の間に行われた。儀式は時代,身分などによって異なり,平安時代には髪を...