巨勢弘高(読み)こせの ひろたか

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「巨勢弘高」の解説

巨勢弘高 こせの-ひろたか

?-? 平安時代中期の画家
巨勢深江(ふかえ)の子。采女正(うねめのかみ),絵所(えどころ)長者となる。長保2年(1000)一条天皇の衣服のため五霊鳳桐の模様を,4年花山上皇の命で性空(しょうくう)上人像をえがいた。多方面での活動が知られ,平安時代絵画の典型的様式の完成者とみなされる。名は広高,広貴,広孝ともかく。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例