差し曇る(読み)サシクモル

デジタル大辞泉 「差し曇る」の意味・読み・例文・類語

さし‐くも・る【差し曇る】

[動ラ四]曇る。
時雨にも雨にもあらぬ初霧のふるにも空は―・りけり」〈夫木・一〇〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「差し曇る」の意味・読み・例文・類語

さし‐くも・る【差曇】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 ( 「さし」は接頭語 ) 曇る。空が曇る。
    1. [初出の実例]「雷神(なるかみ)のしまし動(とよ)もし刺雲(さしくもり)雨も降(ふ)らぬか君を留めむ」(出典万葉集(8C後)一一・二五一三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

1969年から続く英国の文学賞「ブッカー賞」の翻訳書部門で、他言語から英語に翻訳された優れた作品に贈られる。翻訳者の仕事を重視し、賞金5万ポンド(約970万円)は作家と翻訳者で折半される。2005年...

国際ブッカー賞の用語解説を読む