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雷神 らいじん

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

雷神
らいじん

イカズチノカミともいう。雷霊を司る神。蛇形をした小童であると考えられていた。雷神としてはカモワケイカズチノカミが知られるが,菅原道真の怨霊と結びついてその眷属神となり,天神信仰と交渉をもつにいたった。

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デジタル大辞泉の解説

らい‐じん【雷神】

かみなりを起こすと信じられた神。ふつう虎の皮の褌(ふんどし)をした鬼が、輪形に連ねた太鼓を負い、手にばちを持った姿で描かれる。古くは水神の性格も持つものとされた。 夏》風神

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百科事典マイペディアの解説

雷神【らいじん】

雷(かみなり)の神。日本で古くは雷を神威の表現,天神の降臨と見,鳴神(なるかみ),いかずち(厳霊の意)と称した。また稲妻などの語が示すように稲や水の神で,蛇形,小童,巨人などとも考えられた。
→関連項目軻遇突智北野風神

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世界大百科事典 第2版の解説

らいじん【雷神】

雷を神格化した神。雷電様(らいでんさま),鳴神(なるかみ),ドンド神,ハタ神,イナズマ様,イカヅチ,カミナリなど雷鳴や雷光にもとづく名称が多い。雷神は水神かつ火神として,天と地をつなぐ媒介者とみなされ,また雷はカンダチと称せられるように神の示現をも意味した。雷神は日神の分身であり,水火両面をつかさどるところから,鍛冶神とも深いつながりをもつが,一方ではイナズマ,イナビカリといわれるように稲の豊作をもたらす神とされ,雷の落ちた水田に青竹をたてしめ縄をはる風習が各地でみられた。

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大辞林 第三版の解説

らいじん【雷神】

雷を神格化したもの。ふつう、輪のように連ねた小太鼓を背に負い手にばちを持つ鬼形として描かれる。風神と一対で千手観音の眷属けんぞくにも加えられ、鳴神なるかみ・雷電様らいでんさまなどの名称がある。 [季] 夏。 《 -を四方に放ちて比古荒るゝ /野村泊月 》

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

雷神
らいじん

雷鳴と稲妻を神格化したもの。雷(かみなり)をおこす神。津村淙庵(そうあん)の『譚海(たんかい)』(1795)によれば、東西南北の中央に雷神があり、その名号(みょうごう)は『最勝王経』にあるとあり、その名号を書いた札を天井に貼(は)っておくと雷が落ちないという。稲妻というように稲の豊作をもたらす神とされ、落雷の多い関東平野などでは、田畑に落雷があるとその場所は1年だけ作物をつくらず注連(しめ)を張っておくという。陸稲を多くつくる関東平野では雨がないと困るので雷神を祀(まつ)った小祠(しょうし)が多くみられる。茨城県の筑波山麓(つくばさんろく)では、雷鳴がおこると青年が長い竹の先に鎌(かま)をつけたものを担いで田の周りを歩き、雷神を追い払う習俗がある。栃木県は全国でいちばん雷の多い土地であり、同県栃木市旧大平(おおひら)町地区には雷電神社というのが数社ある。福島県も雷の多い土地として知られ、雷神の小祠が集落単位で祀られている。わが国では古代以来雷神信仰がみられ、『日本書紀』などでは神体は蛇体とされている。平安時代には、御霊(ごりょう)信仰と結び付き、北野天満宮に祀られている菅原道真(すがわらのみちざね)は火雷(からい)天神ともいわれ、これを祀っている所には落雷することはないといわれている。『北野天神縁起』絵巻などに、雷神は鬼の形で、手に桴(ばち)を持ち連太鼓を負う姿で描かれている。また美術では、風神と一対になって造形されるのが例である。[大藤時彦]

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世界大百科事典内の雷神の言及

【雷】より

…【北川 信一郎】
【雷の故事と俗信】
 雷の諸現象のうち,ことに落雷は古代人には神の怒りの表現として恐れられ,早くから雷は崇拝の対象とされていた。マレー半島のジャングルに住むセマン族とよばれる小人族(ネグリト)は,民族学者の一部によって最原始的民族の一つといわれるものであるが,彼らは〈カリ〉とよばれる雷神を最高神,創造主として仰いでいた。中国の上帝にしろ,ギリシアのゼウス,ローマのユピテルにしろ,いずれも天空の最高神として崇拝されているが,その神性を雷電をもって表していた。…

【風神・雷神】より

…元来,別個に早くから尊崇され,中国では漢代の画像石に表される。日本でも級長津彦(しなつひこ)命と級長津比売(しなつひめ)命の男女の風神をまつる神社,霹靂(なるとき)神,鳴雷(なるいかずち)神,別雷(わけいかずち)神など,雷神をまつる神社が各地に見られるが,その像は造られなかった。一対の神々としては,仏教における千手観音の眷属である二十八部衆の傍らに表現される場合が多く,この場合,風神は風袋を,雷神は数個の小太鼓をそれぞれ肩より上方,あるいは頭上にささげる裸の力士形に表される。…

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