さし‐め【差目】
- 〘 名詞 〙
- ① 物差(ものさし)の尺度の目。物差の寸尺の基準。
- ② 江戸時代、遊里の酒席で杯を差して酒をすすめること。
- [初出の実例]「可惜(あたら)夜酒の附差(つけざ)しも更け行く月を友として、誰が差しめをもしらためず」(出典:浄瑠璃・金屋金五郎浮名額(1703))
- ③ ( 形動 ) うそいつわりなく、正直であること。また、そのさま。
- [初出の実例]「敢直言はものをさしめに申すものぞ」(出典:漢書列伝竺桃抄(1458‐60)張閎趙任申屠第一二)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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