寸尺(読み)スンシャク

デジタル大辞泉 「寸尺」の意味・読み・例文・類語

すん‐しゃく【寸尺】

《「」と「」が、尺貫法でよく用いられるところから》寸法。長さ。たけ。また、わずかの長さ。「寸尺を争う」

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精選版 日本国語大辞典 「寸尺」の意味・読み・例文・類語

すん‐しゃく【寸尺】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 尺貫法で長さを表わす場合、最もよく用いられた寸と尺から ) 長さ。たけ。寸法。また、ごくわずかの長さをさすこともある。
    1. [初出の実例]「就其候ては彼院の道具等寸尺以下、真言院中道上人時、以弟子良音悉写取」(出典醍醐寺文書‐(年月日未詳)(室町)大僧正義賢書状)
    2. 「ひゃうしのうちをゆり被申候間、寸尺ちがい候はんずるやう候はず候」(出典:禅鳳雑談(1513頃)上)
  3. 物事の程度や、状態。
    1. [初出の実例]「初の座敷はお互ひの寸尺(スンシャク)知れねば要害厳しく、得て気の屈(つま)るものと」(出典:かくれんぼ(1891)〈斎藤緑雨〉)

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普及版 字通 「寸尺」の読み・字形・画数・意味

【寸尺】すんしやく

少し

字通「寸」の項目を見る

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