市之瀬新田(読み)いちのせしんでん

日本歴史地名大系 「市之瀬新田」の解説

市之瀬新田
いちのせしんでん

[現在地名]新津市市之瀬

小阿賀野こあがの川左岸にあり、東は車場くるまば新田、西は覚路津かくろづ新田。慶安元年(一六四八)湯田太郎兵衛の開発と伝え、延宝五年(一六七七)新発田藩主溝口氏の検地を受けた(中蒲原郡誌)。慶応二年(一八六六)口上書(両組産業開物之巻)には「農家百壱軒之内、可也取続居候三十弐軒外無御座候」とあり、難渋者六八軒の副業として紙や蝋燭・雑貨などが記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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