デジタル大辞泉 「蝋燭」の意味・読み・例文・類語 ろう‐そく〔ラフ‐〕【×蝋×燭】 縒より糸や紙を縒り合わせたものを芯しんにし、蝋やパラフィンを円柱状に成型して灯火に用いるもの。「蝋燭をともす」[類語]キャンドル 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「蝋燭」の意味・読み・例文・類語 ろう‐そくラフ‥【蝋燭】 〘 名詞 〙① 糸または紙をより合わせたものを芯(しん)として、その周囲を蝋またはパラフィン蝋で塗り固め、円柱状に成型して灯火の用に供するもの。用途によって大きさ、形など種々ある。ろうしょく。らっそく。らんそく。[初出の実例]「合蝋燭肆拾斤捌両〈通物〉」(出典:大安寺伽藍縁起并流記資財帳‐天平一九年(747))「本堂へ上て見れば、是ぞ皇后と覚て、蝋燭(ラウソク)数多所に燃(とぼさ)れて」(出典:太平記(14C後)三)[その他の文献]〔西京雑記〕② 紋所の名。①をかたどったもの。丸に一つ蝋燭、三つ割り蝋燭などがある。丸に一つ蝋燭@三つ割り蝋燭③ 手淫をいう。[初出の実例]「らうそくの仕様見て居る丸額」(出典:雑俳・銀土器(1716‐36))蝋燭の語誌( ①について ) ( 1 )仏教とともに伝来し、当初は仏教の儀式用として宮廷・寺院で用いられた。一般に使われるようになるのは、江戸時代に入ってからであるが、語形にはランソク・ラッソクなどゆれがある。( 2 )まずは蜂の巣で作る蜜蝋燭の製法が伝わり、後に、漆や櫨の実から蝋を採って作る製法が伝わった。( 3 )国産のものが製造されるようになったのは室町時代後期から。江戸時代には「木蝋」として技術的に発達し、急速に普及した。 らっ‐そく【蝋燭】 〘 名詞 〙 ( 「らふそく」の変化した語 ) =ろうそく(蝋燭)①[初出の実例]「蝋燭(ラッソク)を明に燃(とぼ)し」(出典:太平記(14C後)三三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by