市場対応価格付け(読み)しじょうたいおうかかくづけ(その他表記)pricing to market

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「市場対応価格付け」の意味・わかりやすい解説

市場対応価格付け
しじょうたいおうかかくづけ
pricing to market

同一の商品について,各々の市場ごとに異なる価格設定変更を行なう企業戦略のこと。具体的には,国内市場と海外市場を比べると,為替レートが変化した場合,将来に対する不確実性企業の売り上げ最大化行動から,海外市場でのシェア確保のために,輸出価格を為替レートの変動に比べてあまり変更しない場合がある。このように同一の商品であっても,市場ごとにマークアップ率が異なってくるが,これは円高局面において為替レートによる貿易数量調整効果を小さくしたり,内外価格差原因の一つになったりする場合がある。

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