市木オレンジ

デジタル大辞泉プラス 「市木オレンジ」の解説

市木オレンジ

三重県南牟婁郡御浜町の下市木(しもいちぎ)地区で生産される柑橘一種。福岡県福岡市の小林鹿吉氏が夏橙温州みかんを接木して育成した接木雑種の柑橘「小林みかん」が紀州地域に伝わったもの。外見は夏みかんに似るが実は濃いオレンジ色。果汁が多く甘い。半分に切ってスプーンですくって食することから「スプーンオレンジ」ともいう。当地では半世紀以上にわたり栽培されており、2008年には「みえの伝統果実」に選定された。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

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