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市磯長尾市 いちしの ながおち

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

市磯長尾市 いちしの-ながおち

日本書紀」にみえる豪族。
倭(やまと)氏の祖。崇神(すじん)天皇7年疫病がはやった際,倭の大国魂(おおくにたまの)神をまつる祭主をつとめたので,疫病がおさまる。垂仁(すいにん)天皇3年播磨(はりま)(兵庫県)につかわされ,新羅(しらぎ)(朝鮮)からきた天日槍(あめのひぼこ)を審問したという。

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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

市磯長尾市

大倭直を称する氏族の始祖。『日本書紀』によれば崇神天皇の代に,疫病がはやり人心が乱れたとき,神のお告げにより,天下太平を回復すべく倭大国魂神を祭るように指名される。次代の垂仁天皇のときにもしばしば名がみえ,新羅の王子の天日槍の来日に際し,審問のための使いを命じられている。ただし神の祭りについて,同書では同じ垂仁天皇の代のこととして,初め渟名城稚姫命が祭主と定められたが,それがうまくいかずに姫が極度の衰弱に見舞われる事態となり,代わって長尾市が祭るように変更されたとする伝承も載せている。

(神田典城)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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