コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

市磯長尾市 いちしの ながおち

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

市磯長尾市 いちしの-ながおち

日本書紀」にみえる豪族
倭(やまと)氏の祖。崇神(すじん)天皇7年疫病がはやった際,の大国魂(おおくにたまの)神をまつる祭主をつとめたので,疫病がおさまる。垂仁(すいにん)天皇3年播磨(はりま)(兵庫県)につかわされ,新羅(しらぎ)(朝鮮)からきた天日槍(あめのひぼこ)を審問したという。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典の解説

市磯長尾市

大倭直を称する氏族の始祖。『日本書紀』によれば崇神天皇の代に,疫病がはやり人心が乱れたとき,神のお告げにより,天下太平を回復すべく倭大国魂神を祭るように指名される。次代の垂仁天皇のときにもしばしば名がみえ,新羅の王子の天日槍の来日に際し,審問のための使いを命じられている。ただし神の祭りについて,同書では同じ垂仁天皇の代のこととして,初め渟名城稚姫命が祭主と定められたが,それがうまくいかずに姫が極度の衰弱に見舞われる事態となり,代わって長尾市が祭るように変更されたとする伝承も載せている。

(神田典城)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

市磯長尾市の関連キーワード渟名城入姫命大水口宿禰

今日のキーワード

ラニーニャ現象

《La Niña events》赤道付近のペルー沖から中部太平洋にかけて、数年に1度、海水温が平年より低くなる現象。低下する温度差はエルニーニョ現象での上昇温度差より一般的に小さい。→ダイポールモード...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android