市鹿文(読み)いちかや

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「市鹿文」の解説

市鹿文 いちかや

日本書紀」にみえる女性。
熊襲梟帥(くまそ-たける)(熊曾建)の娘。市乾鹿文(いちふかや)の妹。熊襲征討のため日向(ひゅうが)にきた景行天皇もとに,姉とともにめされる。天皇寵愛(ちょうあい)をうけて父をだまし討ちにした姉が天皇に殺されたのち,火国造(ひのくにのみやっこ)にあたえられたという。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android