布地印刷(読み)ぬのじいんさつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「布地印刷」の意味・わかりやすい解説

布地印刷
ぬのじいんさつ

布地に施す印刷。直接法と間接法があり,前者は通常捺染印刷といっている。直接印刷には,彫刻シリンダによるローラ捺染機,平台のシルクスクリーン捺染機,回転式スクリーン印刷機などが使用される。彫刻シリンダも金属ロールに凹版を製版する場合と,ゴム版を彫刻して凸版方式で印刷する方法がある。いずれも染料ベースのインキを使用するが,オフセットによる直刷り方式も採用されるようになった。間接法は,昇華性染料インキを使用し,転写紙に印刷したのち,布地に密着させ,熱圧を加えて転写する方法が広くとられている。この方法によると,捺染工程で生じる廃液による公害がなく,きわめて簡易で,転写紙の状態で保存することができる。一般的には,グラビアが主体で,その他,オフセット,凸版インキも開発されている。

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