師吉村(読み)もろよしむら

日本歴史地名大系 「師吉村」の解説

師吉村
もろよしむら

[現在地名]志摩町師吉・稲葉いなば

可也かや(三六五・一メートル)東麓に位置。東ははつ川を挟み津和崎つわざき村、新田しんでん(現前原市)中世怡土いと庄師吉名が成立。天正一九年(一五九一)三月二三日の志摩郡惣田数付(朱雀家文書)によれば田六五町七段余・畠一二町五段余。小早川時代の指出前之帳によると田五三町三反余(分米八三七石余)・畠一五町九反余(分大豆五九石余)。慶長三年(一五九八)分の志摩郡物成帳(朱雀家文書)では高八九七石余、物成四〇四石余(うち大豆四〇石余)。同七年の検地高一千四四五石余、うち大豆一九五石余(慶長石高帳)。元禄元年(一六八八)の村位は中、田六三町八反余・畠二五町六反余で、高一千一九石余。ほかに御郡開田一町三反余があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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