…なお,嫁入りや葬式の際に花嫁や喪主の妻などが帯を前結びにする風があるが,これは古態を示すものであり,遊女は長くこの前帯の習慣を残していた。 静岡県島田市の大井神社の帯祭では,大奴が嫁にきた者の最上の帯を太刀にかけて練り歩く。また近江の宮座祭祀では,頭人の妻が持つ最上の帯を娘や親戚の少女が肩から後ろにかけて神饌を運んだり,頭人の妻が帯を手にかけて参拝する風がある。…
※「帯祭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...