デジタル大辞泉 「供奉」の意味・読み・例文・類語 ぐ‐ぶ【▽供奉】 [名](スル)1 行幸や祭礼などのときにお供の行列に加わること。また、その人。おとも。「鳳輦ほうれんの前後を守護し美々しく―し給える有状」〈染崎延房・近世紀聞〉2 《「くぶ」とも》「内供奉ないぐぶ」の略。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「供奉」の意味・読み・例文・類語 ぐ‐ぶ【供奉】 〘 名詞 〙① ( 「くぶ」とも ) ( ━する ) 物を供給すること。供えること。供え奉ること。[初出の実例]「大甞。遠江但馬二国供二奉其事一」(出典:続日本紀‐和銅元年(708)一一月己卯)② ( ━する ) 従事する、仕えるの意を、その動作の相手を敬っていう語。お仕え申し上げること。[初出の実例]「侍医四人。〈掌レ供二奉診候。医薬一〉」(出典:令義解(718)職員)③ ( ━する ) 天皇の行幸などの行列に供として加わること。また、供の人々。[初出の実例]「此寺に一日逗留有て、供奉(グフ)の行列還幸の儀式を被レ調ける処に」(出典:太平記(14C後)一一)④ ( 「くぶ」とも ) 仏語。宮中の内道場に奉仕する僧。内供奉(ないぐぶ)のこと。日本では十禅師が兼ねた。内供(ないぐ)。供奉僧。[初出の実例]「若復、印可紹構者、義明供奉其人也」(出典:性霊集‐二(835頃)大唐青龍寺故三朝国師碑)⑤ =ぐぶそう(供奉僧)① 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「供奉」の読み・字形・画数・意味 【供奉】きようほう 供給し役立てる。また、貴人に仕える。〔南史、后妃上、孝武昭路太后伝〕、~太后の攝すると爲る。撫愛甚だ篤(あつ)し。位するにぶも、供奉禮儀、日に異ならず。字通「供」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報