ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「帰属利子」の意味・わかりやすい解説 帰属利子きぞくりしimputed interest 銀行業の生産額を定義するための特殊な帰属計算で,銀行の受取利子および受取配当と支払利子の差額をいう。利子は主として他産業の付加価値から支払われたものであるから,それを再び生産として取上げることは二重計算になるが,この計算がなければ銀行業の生産額が手数料だけの非常に小さな,その産業活動の実態に合わないものとなり,負の営業余剰を生じるなどかえって不合理なことになる。したがって銀行業の生産額はこの帰属利子と手数料の合計である。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by