帰綏(読み)キスイ

精選版 日本国語大辞典 「帰綏」の意味・読み・例文・類語

き‐すい【帰綏】

  1. 中国内モンゴル自治区の首都フフホト(呼和浩特)の清代の名称旧城帰化と、清の乾隆(けんりゅう)年間一七三五‐九五)に建てられた新城綏遠(すいえん)とを合わせて呼んだもの。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「帰綏」の意味・わかりやすい解説

帰綏
きすい

「フフホト(呼和浩特)特別市」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の帰綏の言及

【綏遠省】より

…1914年,内モンゴルの一部に綏遠特別区がおかれたのが最初で,28年,省に改められ,現在の内モンゴル自治区のウランチャプ(烏蘭察布)盟,伊克昭盟,バヤン・ノール(巴彦淖爾)盟東部とフフホト(呼和浩特)市,包頭(パナトー)市等を管轄した。省都は帰綏つまり現在のフフホト市である。54年廃止されて,内モンゴル自治区に編入された。…

【フフホト】より

…さらに清代,その北東3kmに新城が建設され,〈綏靖遠方〉(遠い地を治める)からこれを〈綏遠(すいえん)〉と称した。その後,民国になってこの二つを合併して〈帰綏〉とし,1928年には綏遠省の省都として,内モンゴル地方支配の中心となった。北京と包頭を結ぶ鉄道(京包線)の開通後は,漢族商人によってモンゴリア・寧夏・甘粛各地方の畜産物と茶,綿布などとの交易が盛んにおこなわれ,旧城は商業の町となった。…

※「帰綏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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