中国、内モンゴル自治区の中心都市フフホトの旧称。
[編集部 2018年1月19日]
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…16世紀中ごろ,この地にモンゴル人が建設した集落をフフホト(青い城)と呼んだが,明代末中国の支配下に入り,〈漢族に帰属し教化される〉という意味で〈帰化城〉と名づけられた。さらに清代,その北東3kmに新城が建設され,〈綏靖遠方〉(遠い地を治める)からこれを〈綏遠(すいえん)〉と称した。その後,民国になってこの二つを合併して〈帰綏〉とし,1928年には綏遠省の省都として,内モンゴル地方支配の中心となった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」