常世物(読み)トコヨモノ

デジタル大辞泉 「常世物」の意味・読み・例文・類語

とこよ‐もの【常世物】

常世の国2から田道間守たじまもりが持ち帰ったと伝えられるところから》たちばな古名
「―この橘のいや照りにわご大君は今も見るごと」〈・四〇六三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「常世物」の意味・読み・例文・類語

とこよ‐もの【常世物】

〘名〙 常世からのもの。田道間守(たじまもり)が常世の国から持ち帰ったというところから、橘(たちばな)のことをいう。
万葉(8C後)一八・四〇六三「等許余物能(トコヨもノ)この橘のいや照りにわご大君は今も見るごと」

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