常盤山(読み)ときわやま

日本歴史地名大系 「常盤山」の解説

常盤山
ときわやま

[現在地名]能代市常盤

米代川に注ぐ常盤川を北へ一〇―一五キロさかのぼった辺りに広がる薪山。西ははなわ川・竹生たこう川の水源となる山地に接し、石川いしかわ山に続く入会地。

貞享五年(一六八八)鶴形つるがた村支郷とどろきさいかち久喜沢くきさわ吹越ふつこし朴瀬ほのきせ真壁地まかべち荷八田にはた落合おちあい須田すだ・竹生・栗山くりやま小土こづち比八田ひはた外荒巻そとあらまき(現能代市)内荒巻うちあらまき小手萩こてはぎ・石川・稲子沢いなこざわ(現山本郡峰浜村)の一八ヵ村が「するす木稲掛杭春垣杭関根杭薪柴に至迄自由ニ剪取、薪ハ日帰リ駄剪ニ可仕」(「常盤山入会見分願書」佐藤家文書)として入会を認められた。


常盤山
ときわやま

歌枕。「五代集歌枕」「八雲御抄」にあげられる(「能因歌枕」は常陸とする)

<資料は省略されています>

なお「古今集」淑望の歌は、「拾遺集」には大中臣能宣の歌として収録。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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