干し鮑(読み)ホシアワビ

デジタル大辞泉 「干し鮑」の意味・読み・例文・類語

ほし‐あわび〔‐あはび〕【干し×鮑/乾し×鮑】

アワビの肉を塩漬けし、煮て干したもの。中国料理材料

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「干し鮑」の意味・読み・例文・類語

ほし‐あわび‥あはび【干鮑・乾鮑・乾鰒】

  1. 〘 名詞 〙 鮑の肉を干して乾燥させたもの。
    1. [初出の実例]「或娘子等、贈褁乾鰒戯請通観僧之咒願時」(出典万葉集(8C後)三・三二七・題詞)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の干し鮑の言及

【俵物】より

…いりこ,干しアワビ,フカのひれなどの海産物を俵に詰めて輸送したために起こった呼称。近世長崎貿易において中国貿易で銅代替輸出品として重要な地位を占めていた。…

※「干し鮑」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排他的経済水域

略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...

排他的経済水域の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android