干祿字書(読み)かんろくじしょ

精選版 日本国語大辞典 「干祿字書」の意味・読み・例文・類語

かんろくじしょ【干祿字書】

  1. ( 「干祿」は「祿を干(もと)む」の意で、官吏登用試験のための字書の意 ) 中国の字書。一巻。唐代の顔元孫撰。八〇〇余字の漢字を四声に分類し、各字について正字俗字、通用字の別を中心にして注をほどこしたもの。漢字字体考証の基本的文献

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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