最新 地学事典 「平均滞留時間」の解説
へいきんたいりゅうじかん
平均滞留時間
mean residence time
物質循環の速さを表す尺度。リザーバー内のある成分の存在量をA, iという生成過程の生成量をPi, jという消滅過程の消滅量がAに定数kjで比例すると,Aの時間変化は,
で表される。初期存在量をA°, 各生成・消滅量が一定であると,時間tにおける存在量は
となり,
に見合う十分な時間経過後,Aはある一定値をもつ。このとき,定常状態におけるAは,
である。
の逆数τは時間の単位をもち,平均滞留時間と呼ばれる。
執筆者:吉田 尚弘
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

