平安京右京三条一坊三町(読み)へいあんきよううきようさんじよういちぼうさんちよう

日本歴史地名大系 「平安京右京三条一坊三町」の解説

平安京右京三条一坊三町
へいあんきよううきようさんじよういちぼうさんちよう

[現在地名]中京区西ノ京栂尾町 

JR山陰線二条駅西側において平成九年(一九九六)から一〇年にかけて実施した発掘調査で、平安時代前期の礎石建物や掘立柱建物・溝・土壙・井戸・柵列などを調査した。建物を囲む溝内からは「右籍所」「人給」などと底部墨書された土器が出土した。「拾芥抄」付図「右京図」によれば三町は右京職があったとされる場所であり、出土した墨書土器当地が右京職であったことを裏付けるものである。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android