平水(読み)ヘイスイ

デジタル大辞泉 「平水」の意味・読み・例文・類語

へい‐すい【平水】

河川などの平常時の水かさ。「平水量」
波立っていない水面

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「平水」の意味・読み・例文・類語

へい‐すい【平水】

〘名〙
① 河川などの平常時の水かさ。ふだんの水量。また、それを保つこと。
※改正増補和英語林集成(1886)「カワガ アフレタガ heisuini(ヘイスイニ) ナッタ」 〔後漢書‐百官志五〕
② 波だっていない水面。
※明六雑誌‐一〇号(1874)真為政者の説〈杉亨二〉「之を譬ふるに船を大洋に航して颶に遇ひ其疾風怒濤を截て之を平水に致し」
③ 向井流泳法の一つ。体を水面に対して垂直に保ち、足はあおり足、腕は肘(ひじ)から先を用いて泳ぐもの。〔向井流水法秘伝書(1818)〕
ボートレースで、流れがない湖や人工コースなどのことをいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android