平治峠(読み)へいじとうげ

日本歴史地名大系 「平治峠」の解説

平治峠
へいじとうげ

与謝郡と中郡の郡境にあり網野街道が通る。与謝郡側幾地いくじ(現野田川町)城山を赤井平治居城とするより起こるという。

文政三年(一八二〇)丹後の機業について「三領分一統申合万端取締」が定められ、機屋の集合所、大会所が現大宮町の口大野くちおおのに設けられてからは、機業の中心地加悦谷かやだに(現与謝郡野田川町・加悦町)から口大野へ出る平治峠は商業上重要な位置を占めるようになった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android