年の緒(読み)トシノオ

デジタル大辞泉 「年の緒」の意味・読み・例文・類語

とし‐の‐お〔‐を〕【年の緒】

年の長く続くことを、緒に見立てていう語。年月
とりが鳴く東男あづまをとこの妻別れ悲しくありけむ―長み」〈・四三三三〉

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精選版 日本国語大辞典 「年の緒」の意味・読み・例文・類語

とし【年】 の 緒(お)

  1. 年が長くつづくのを緒にたとえていう語。年月。年。
    1. [初出の実例]「天下の君と坐して年緒(としのを)長く皇后坐さざる事も」(出典続日本紀‐天平元年(729)八月二四日・宣命)

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