年代記作者(読み)ねんだいきさくしゃ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「年代記作者」の意味・わかりやすい解説

年代記作者
ねんだいきさくしゃ

年代記年譜編者。6世紀に『フランク史』 (10巻) を書いたツールの司教グレゴリウスは「フランス史の父」と称されている。6~11世紀にメロビング朝の年代記を書いたのはフレデガール Fredegarと呼ばれる作者群であった。 14世紀に『年代記』 (4巻) を書いたフランスの J.フロアサールは年代記作者として特に有名であるが,そのほかネストル年代記』を書いたロシアネストル,フィレンツェにおける政争を扱った『黒白年代記』を記した D.コンパーニらが年代記作者としてよく知られている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android