年遅し(読み)トシオソシ

デジタル大辞泉 「年遅し」の意味・読み・例文・類語

としおそ・し

閏月うるうづきなどがあって、季節到来例年よりも遅い。
「年いと遅き年にて、三日かみの十日ばかり花ざかりなる」〈宇津保・国譲下〉

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精選版 日本国語大辞典 「年遅し」の意味・読み・例文・類語

とし【年】 遅(おそ)

  1. 閏月(うるうづき)などがあって、季節の訪れが例年よりも遅い。
    1. [初出の実例]「かくて、としいとをそきとしにて、三月かみの十日ばかり花ざかりなる」(出典:宇津保物語(970‐999頃)国譲下)

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