幸人(読み)さいわいびと

精選版 日本国語大辞典 「幸人」の意味・読み・例文・類語

さいわい‐びとさいはひ‥【幸人】

  1. 〘 名詞 〙 世に時めいて、幸福がずっと続いている人。
    1. [初出の実例]「ばうがねを、ひとりにもあらずふたりまで、たまをみがきてもたまへる。かうさいわい人を、さともなき我らまでいひわづらはしとかな」(出典:宇津保物語(970‐999頃)蔵開中)
    2. 「いかなるさいはひ人の、さすがに心ぼそくて居給へるならんとなん」(出典:源氏物語(1001‐14頃)浮舟)

さち‐びと【幸人】

  1. 〘 名詞 〙 さちを得た人。しあわせな人。幸福者。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「幸人」の読み・字形・画数・意味

【幸人】こうじん

幸運な人。

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