日本歴史地名大系 「幸田古窯跡群」の解説 幸田古窯跡群こうたこようせきぐん 愛知県:額田郡幸田町幸田古窯跡群幸田町北東部久保田(くぼた)・坂崎(さかざき)・長嶺(ながみね)の丘陵を中心に分布し、一部が岡崎市上地(うえじ)町・竜泉寺(りゆうせんじ)町に広がる古窯跡群を総称する。古窯跡の付近には百皿・乳母懐などの地名があり、古くから古窯跡の存在が知られていた。窯跡は平安時代の灰釉陶器窯と鎌倉時代の行基焼(山茶碗)窯とがあり、砂防工事や土地造成工事で滅失したものが多く、正確な数はつまびらかではないが、昭和四六年(一九七一)の分布調査では平安時代の灰釉陶器窯四基・鎌倉時代の行基焼窯一八基が確認された。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by