日本歴史地名大系 「竜泉寺」の解説
竜泉寺
りゆうせんじ
竜泉寺縁起(竜泉寺蔵)によると、当初寺の池には悪竜がおり寺僧や住民に害を与えていたが、馬子の諫めにより去ったという。天長年間(八二四―八三四)この池が枯渇したとき、空海の祈祷で清泉が湧出し、これが寺号の由来と伝える。「大師御行状集記」の竜泉寺の条や「元亨釈書」も同様のことを載せ、弘法大師と寺号の由来や竜神信仰と関係づけている。
竜泉寺
りゆうせんじ
竜泉寺
りゆうせんじ
松洞山と号し、天台宗。本尊馬頭観世音。標高七〇メートルほどの丘陵上にある。北側は断崖となって庄内川に落ちており、眺望がよく、境内の一画に竜泉寺城が置かれた。寺伝では、延暦年中(七八二―八〇六)最澄が熱田社に参籠して修法している時、竜神の告げによってこの地に来て、
「沙石集」に次のようにみえており、鎌倉時代からすでに馬頭観音の霊所であったことが知られる。
小牧・長久手の戦の時、秀吉の軍はここに陣し、寺堂に放火した。
竜泉寺
りゆうせんじ
竜泉寺
りようせんじ
竜泉寺
りゆうせんじ
竜泉寺
りゆうせんじ
竜泉寺
りゆうせんじ
竜泉寺
りゆうせんじ
竜泉寺
りゆうせんじ
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報