幼児学校(読み)ようじがっこう(その他表記)infant school

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「幼児学校」の意味・わかりやすい解説

幼児学校
ようじがっこう
infant school

イギリスにおける幼児教育機関。産業革命後 R.オーウェンニューラナークに設けた幼児教育施設に端を発する。今日の幼児教育は 1944年教育法によって規定されている。5~7歳の子供対象とする幼児学校は,保育学校 (2~4歳) の上,初級学校 (7~11歳) の下に初等学校の一部として位置づけられ,現在,教育・科学省の所轄となっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の幼児学校の言及

【幼稚園】より

…その名のとおり,フレーベルの幼児教育は,〈遊びと作業〉を中心とする幼児の自己活動を重んじるものであった。これより先1816年,イギリスのR.オーエンが労働者の子女を対象として創設した幼児学校infant schoolをその起源とする見方もある。その後,フレーベル正統派に対し,とくにアメリカで自然尊重や自由遊戯重視の考えから幼稚園改革がすすめられた。…

※「幼児学校」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android