最新 地学事典 「幾何学的選別」の解説
きかがくてきせんべつ
幾何学的選別
geometrical selection
ある領域内の何ヵ所かから同時に結晶が成長しはじめたとしても,大きな結晶となるまで成長しつづけるのはそのうちの少数の結晶だけであることが多い。最後まで生き残り大きな結晶となるか否かが結晶の幾何学的方位関係で決まることを幾何学的選別という。ある結晶は,成長方向に別の結晶がすでに存在しているため,そこで成長が止まってしまうために,選別が行われるが,最後まで生き残るのは成長方向(線成長速度が最大である方向)が面に垂直に向いている結晶である。
執筆者:月村 勝宏
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

