広奴田郷(読み)ひろぬたごう

日本歴史地名大系 「広奴田郷」の解説

広奴田郷
ひろぬたごう

広怒田とも記す(大洲旧記)浮穴うけな郡西南部二〇村ばかりをさす近世郷名、現上浮穴郡小田おだ町全域・伊予郡広田村の大部分と喜多きた河辺かわべ川上かわかみを含む。「伊予温故録」は「広奴田郷十八村」と記すが分村などもあり年代により少し異同がある。現広田村の村名の起源となるもので、玉谷たまたに満穂みつほ(三津野)二村のほかはこの郷に属していた。同書に「広奴田郷の古名を太田山といふ、その以前は砥部郷の部内なるべし」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android