広島菜漬け(読み)ひろしまなづけ

日本の郷土料理がわかる辞典 「広島菜漬け」の解説

ひろしまなづけ【広島菜漬け】


広島特産の漬物で、広島菜(ひろしまな)を塩で下漬けし、麹・塩・昆布などで本漬けしたもの。広島菜はアブラナ科野菜で不結球型はくさいの一品種。そのまま食べるほか雑炊チャーハンの具にしたり、にぎり飯に巻いたりする。

出典 講談社日本の郷土料理がわかる辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の広島菜漬けの言及

【漬物】より

…ほかに,和歌山の梅干し,印籠(いんろう)漬の一種である三重の養肝(ようかん)漬もよく知られている。(6)中国,四国 山陰では津田カブという島根県の赤カブのぬか漬,鳥取砂丘でできるラッキョウの酢漬,山陽ではヒロシマナをこうじも使って塩漬にする広島菜漬,ダイコンを海水で漬けて干し上げる山口県宇部地方の寒漬などが有名である。四国には愛媛の緋カブラ漬がある。…

※「広島菜漬け」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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