最新 地学事典 「広帯域海底地震計」の解説
こうたいいきかいていじしんけい
広帯域海底地震計
broadband ocean bottom seismometer
BBOBSと略す。陸域で発展した広帯域地震観測を海域で実施するための地震観測装置。1990年代に海底掘削孔内で試験された後,2000年以降に自由落下・自己浮上型の海底地震計として,おもに日本・米国にて開発・実用化,実際の観測で使用されている。おおむね観測帯域の長周期側が100秒以上,観測期間が1年以上であり,水圧の精密計測機能を含むこともある。マントルなどの地球深部構造に限らず,海底下のゆっくりした地殻活動を解明するのにも有用である。
執筆者:塩原 肇
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

