広庭(読み)ヒロニワ

デジタル大辞泉 「広庭」の意味・読み・例文・類語

ひろ‐にわ〔‐には〕【広庭】

玄関先の広い庭。また単に、広い庭。
家の中の土間どま
「―には延米のべごめを借りて積み重ね」〈浮・椀久一世〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「広庭」の意味・読み・例文・類語

ひろ‐にわ‥には【広庭】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 玄関先や客室の前などの広い庭。
    1. [初出の実例]「時綱は態(わざと)敵を広庭(ヒロニハ)へ帯(おびき)出し」(出典太平記(14C後)一)
  3. 家の中の土間
    1. [初出の実例]「広庭には延米(のべごめ)を借りて積重ね」(出典:浮世草子・椀久一世(1685)下)

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