広神村
ひろかみむら
面積:一〇五・八五平方キロ
魚野川の支流破間川が村の中央を北東から南西に流れ、その両側に蝶が羽を広げた形に延びる。川東が藪神地区、川西が広瀬地区。南は湯之谷村・小出町・堀之内町、北は守門村、東は入広瀬村、西は古志郡山古志村に接する。破間川に注ぐ六本の中小河川があるが、川東の羽根川、川西の和田川・小屋柄川は農業開発に大きく役立っている。破間川に沿って走る国道二五二号はかつての六十里越で、福島県に通じる。国道三五二号は途中の親柄から分離し、小平尾・外山・滝之又から山古志村を経て長岡市に達する。村域東側は標高一〇〇〇メートル前後の唐松山、上下の権現堂山、明神山などの峻険な山々が村境に並び、西側には三〇〇―六〇〇メートルほどのなだらかな山が連なる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報