日本歴史地名大系 「庄手村」の解説 庄手村しようでむら 大分県:日田市庄手村[現在地名]日田市庄手・亀山町(きざんまち)・本庄町(ほんしようまち)・三本松(さんぼんまつ)一丁目・隈(くま)二丁目隈町の西にある。日隈(ひのくま)山地点で三隈(みくま)川は南の大牟(だいむ)川と北の隈川に分れ、再び鈴(すず)淵で合流してまた一本の三隈川となる。当村は両川に挟まれた地域と、隈川の北部を村域とする。「宇佐大鏡」の国々散在常見名田のうち長元九年(一〇三六)に開発された宇佐宮領日田郡五ヵ所の竹田(たけだ)村の四至としてみえる庄河は庄手川のことである。同川は現在三隈川の水を取入れてその流れをつくるが、もと三隈川の流れの一つは刃連(ゆきい)村を通り大原(おおはら)八幡宮の辺りから田島(たしま)村、さらに当村を通るという流路が考えられている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by