そこ‐つめた・い【底冷】
- 〘 形容詞口語形活用 〙
- ① 空気などが、ひどく冷えこんでいる。
- [初出の実例]「湘南地方とはちがった底冷たい、殺気を含んだ風が彼れの頬に触れた」(出典:人さまざま(1921)〈正宗白鳥〉)
- ② 性格や態度がいかにも冷淡である。ひややかである。
- [初出の実例]「向ふがその気なら此方だって考へがあるのだぞ、と云ふ風に底冷い様子を身体つきに滲ませるのだった」(出典:鳥羽家の子供(1932)〈田畑修一郎〉)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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