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湘南地方 しょうなんちほう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

湘南地方
しょうなんちほう

神奈川県南部,相模湾の沿岸一帯の呼称。三浦半島の長者ヶ崎から伊豆半島の真鶴岬付近までをいう。相模国の南部の意味で相南と書かれたが,風光が中国湖南省の湘江流域に似ているため,明治の文人によって湘南の字があてられた。ゆるい弧状の砂浜海岸が続き,富士山や箱根,伊豆の山々や大島を望む。また黒潮によって冬も温暖な気候に恵まれる。明治中期に東海道本線が東京から延びたために東京,横浜の保養地,別荘地,観光地となり,畑作や施設園芸も行われた。交通網の発達とともに住宅地域としての性格を強めてきたが,特に 1950年代後半からは住宅団地による人口増加が著しい。第2次世界大戦中から平塚市茅ヶ崎市藤沢市などに工場が建設され,京浜工業地帯の一部を形成している。

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