旺文社日本史事典 三訂版 「延久の荘園整理令」の解説
延久の荘園整理令
えんきゅうのしょうえんせいりれい
1069(延久元)年,藤原氏専権の経済基盤である荘園を整理し,その抑制と天皇権力および国家財政の強化をはかったもの。'45(寛徳2)年以降の新立荘園,それ以前でも証拠文書のない荘園で,国務に妨げある荘園を没収した。荘園整理のため記録荘園券契所が設けられた。
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