弁の内侍(読み)べんのないし

精選版 日本国語大辞典 「弁の内侍」の意味・読み・例文・類語

べん‐の‐ないし【弁内侍・辨内侍】

  1. 鎌倉中期の女流歌人、連歌作者。後深草院弁内侍とも。藤原信実の子。法性寺雅平の妻。姉二人も歌人として知られ、次姉の少将内侍の死で出家し、後には長姉藻壁門院少将とも死別し、晩年比叡山北麓で孤独の余生を過ごした。歌は「続後撰集」以下の勅撰集などにみられる。著に「弁内侍日記」がある。生没年未詳。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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