弁論術教程(読み)ベンロンジュツキョウテイ

デジタル大辞泉 「弁論術教程」の意味・読み・例文・類語

べんろんじゅつきょうてい〔ベンロンジユツケウテイ〕【弁論術教程】

原題、〈ラテンInstitutio Oratoria》1世紀ごろのローマの弁論学者、クインティリアヌス著作。弁論家養成の入門書で、全12巻。95年ごろ成立。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の弁論術教程の言及

【クインティリアヌス】より

…彼はおよそ20年間弁論術の教師として活躍した後,88年ころ引退して著述の道を歩み始めた。この時期に生み出された主著《弁論術教程》は全12巻からなる弁論家養成の手引書であり,おそらく96年以前に公刊された。本書は,第1巻の少年教育に始まって,弁論の構造を詳細に論じ,第12巻でこうして生まれた弁論家が実際に弁論を行う様子を描いて終わるという構成になっている。…

※「弁論術教程」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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