…彼はおよそ20年間弁論術の教師として活躍した後,88年ころ引退して著述の道を歩み始めた。この時期に生み出された主著《弁論術教程》は全12巻からなる弁論家養成の手引書であり,おそらく96年以前に公刊された。本書は,第1巻の少年教育に始まって,弁論の構造を詳細に論じ,第12巻でこうして生まれた弁論家が実際に弁論を行う様子を描いて終わるという構成になっている。…
※「弁論術教程」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...