引菜(読み)ひきざい

精選版 日本国語大辞典 「引菜」の意味・読み・例文・類語

ひき‐ざい【引菜】

〘名〙 膳部の肴に添えて出す菜。〔文明本節用集(室町中)〕
咄本醒睡笑(1628)三「あへものの菜をば、〈略〉鉢にても重箱にて盛り入れて、ひきざいにしたがよい」

ひき‐な【引菜】

〘名〙 まびいた菜。また、それを料理したもの。つまみな。まびきな。
高野山文書‐寛永一五年(1638)七月一〇日・一二臈庭儀経営注文「一、引菜〈弐つ〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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