弱弓(読み)じゃっきゅう

精選版 日本国語大辞典 「弱弓」の意味・読み・例文・類語

じゃっ‐きゅうジャク‥【弱弓】

  1. 〘 名詞 〙 張りが弱く、あまり力のない弓。よわゆみ。
    1. [初出の実例]「弱弓や下手がいれば、矢がふらふらとしておそくいきつくが」(出典:清原国賢書写本荘子抄(1530)八)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝‐定公八年〕

よわ‐ゆみ【弱弓】

  1. 〘 名詞 〙 弦の張りの弱い弓。矢を飛ばす力の弱い弓。じゃっきゅう。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕
    1. [初出の実例]「ちからなきわれらは、念仏のよはゆみをもていば、おのづからいあつる事も有べし」(出典:九冊本宝物集(1179頃)九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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